寄り道ばかりの散歩人生(やりたいことってなんだ?)

気がつけば、こんなトシ。

なってみると、20代の頃にイメージしていた

50代とはずいぶん違う。

 

貫禄がない。

お金がない。

ヒマがない。

 

精神的には、35歳あたりで止まったままだ。

東京在住で、フリーランスのライター業。

生活の拠点や働き方も想定とは180度違っていた。

ケセラセラ、なるようになる。

いくつかの決断はあったが

ほぼすべては風まかせできたからだ。

後悔はしていない、ないないづくしでもまあまあ楽しい。

 

「ぼくのやりたいことってなんだろう」

 

人生100年時代というけれど、たぶん70年。

周りをみているとそう思う。

もう残りの人生カウントダウンにまっしぐら。

そのなかで、後悔があるとしたら

やりたいことが見つかっていないこと。

 

フリーランスだから

基本的には、嫌な仕事やできない仕事は受けない。

というか、そんな仕事の依頼がない。

だから、やりたいことを

やっているように見えるが、意外とそんなことはない。

 

これしかできないからやっているだけで、

心底やりたいことかと問われると考えてしまう。

その他には、本を読んだり、映画を観たり

時間があるときにやっていることはあるが、

好きで興味のあることだが、

それがやりたいことなのかといわれるとよくわからない。

 

限られた時間をどう過ごすのか。

そんなことを考えると、やりたいことを知りたくなってきた。

困ったときには、人に聞けと言われるが、

こればっかりは聞いたとて、見えてきそうもない。

じゃあ、どうするか。

琴線にふれるもの、感動するもの、夢中になるものを

自分で自分に、車掌よろしく指差呼称しながら確認し、

見つけていくしかない。

 

そこで始めたのがこの日記。いわば55歳の自分探しだ。

ギャンブルはしないが、知らず知らずに

リスクを抱えながら走っている人生。

だから視界が開けた青空よりも、先が見えない曇りぐらいがちょうどいい。

あてをつけずに、まずは歩いてみよう。

どんなことが起きるのか(あるいは起きたのか)

まったく分からぬ寄り道ばかりの散歩人生。

ちょっとした気分転換に楽しんでもらえたらと思います。